舌足らず日記

舌足らずな日記です。

ジャンププラス全作品辛口レビュー

こんにちは。皆さんは「ジャンププラス」という集英社が運営するサイトをご存じですか?名前の通り週刊少年ジャンプの系列でウェブを主戦場としている媒体のサイトです。今回はそんなジャンププラスの全作品のレビューを書きます。



ではまず2023/5/27現在の連載作品リストがこちらです。



 

多いですね。一日におよそ10作品前後更新されています。トータルで71作品が今現在連載されています。この全作品を曜日別に分けて、その曜日に連載しているすべての作品を含めた所感と各作品のレビューをしていきます。



あくまでも個人の感想です。結構辛口に書いたので「この作品の評価が低いのはおかしい!」と思っても、心の中で留めておいてくれればうれしいです。



あまりにも記事が長くなり過ぎたので「目次」を使うことを心の底からお勧めします。

 

追記 新連載の「恋愛代行」がリストに反映できていません。レビューはありますのでご安心ください。

 

月曜日

曜日所感

まずは月曜日に連載されている作品すべてを概観したレビューです。まずは月曜日の連載作品はこちら。



 

強い。(確信)

圧倒的ですね。月曜日は13作品が更新されます。これは一週間の中で最も多いです。言わずもがなの「SPY×FAMILY」は圧倒的な人気を誇りますし、そのおかげで増えるPV数に対してアプローチを掛けるかのように、最も多い更新作品数となっています。ただ、送り手が思っているほど「SPY×FAMILY」から他作品への流入は見えないような気がします。すなわち、「SPY×FAMILY」だけ読んで離脱しているような感じがします。

 

それに加えて毎週(隔週)の更新で上位層と下位層の作品のPV数の差がかなり大きくなっているような気もします。

 

一言でまとめるのならば、最も力を入れている(であろう)曜日です。

SPY×FAMILY

まさしく看板作品

やはり言わずもがなな作品でしょうか。ジャンププラスの看板作品といえば、真っ先にこの作品の名前が上がるでしょう。漫画を更新すれば毎週300万PV超え。アニメも大ヒットで映画も二期も決定。どこを取っても完全無欠な作品のように見えます。

しかし、一つ気になる点を上げるとするならば、作者のモチベーションでしょうか。以前インタビューにてとにかく売れるようにデザインした、と話されており本来描きたいものとの乖離があるかもしれません。コナン・ドイルみたいですね。

正反対な君と僕

王道でありつつ特異なラブコメ

一見、陰の者と陽の者の恋愛を描いたよくあるラブコメ漫画のように見えますが、あくまで等身大。そういった類の漫画によくあるこんなのあり得ないだろみたいな感じではなく、日常のどこかに有り得そうな感じに描いています。そして独特なカラーと作者特有の絵柄によって個性を確立しています。

ただ「等身大」の恋愛漫画なので、今まで恋愛イベントがなかった人にとっては共感しにくい部分もあるかもしれません。

 

ハイキュー部!!

圧倒的同人誌感

本誌に連載していた「ハイキュー!!」のスピンオフ漫画です。本編はかなり昔に終了しましたが、スピンオフのこちらは連載しています。レビューを書こうにも私自身本編のハイキューを読んでいませんでしたので、コメントをもとに作成します。

原作の作者本人が高評価でかつギャグ要素があっておおむね高評価のように見えますが、腐の界隈のほうでは評価が違うようでして… 同人誌要素が強く面白いという人も多いのですが… あまり強くは触れないでおきます。

ゴダイゴダイゴ

おじさんはかっこいい?

インディーズ連載です。

怪獣から東京を守る巨大なおじさんの話です。かなりリアリティのある設定で、作画もしっかりしています。強いおじさんの漫画は同年代の人にも響く傾向がありますね。ただ、ありさんマークの引越社のCMをつい思い出してしまいましたね。

ウマ娘 プリティーダービー スターブロッサム

スピンオフの逆襲

スマートフォン向けゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」のスピンオフ作品です。こういった作品はゲームともども、競走馬に関する予備知識がないと読むのは厳しいところがあるかもしれません。

ジャンププラスには定期的に他社コンテンツのスピンオフ作品が連載されますが、うまくいった例を見たことがありません。この作品はそこを跳ね返すことができるのか。

ラーメン赤猫

インディーズからの這い上がり

この作品はもともとインディーズ連載でした。しかし、理由は明かされてはいませんが通常連載になった作品です。日常系作品で面白い作品が群雄割拠している中では健闘している作品だと思います。この作品はミドルユーザーに支えられているというよりは、濃いユーザー(へビーユーザー)に支えられていると思います。

私が最初に読んで思ったのは、ラーメンの中に毛が入らないのかなということぐらいでしょうか。

昔はよかった

昭和漫画の再臨

インディーズ連載です。

非常に古風な絵柄で描かれています。それもそのはず、作者の方がかなり年をとられている方のようで、漫画そのものから昭和を彷彿とさせますね。ただ現代を生きる私たちにとってはこのテンポが少しじれったく感じてしまいます。

トマトイプーのリコピン

キュートなギャグマンガ

もともとジャンプ本誌で連載していた同作。作者体調不良のため移籍してしばらくが経ちました。面白さはやはり健在で作者のTwitterで休載謝罪文がバズることもしばしば。それでもギャグ漫画という特性上ランキングは低迷している感じがあります。本誌にもギャグ漫画枠はあったのでそういった感じで継続するのか。

それに、移籍初期のような講談社突撃のようなパワフルさが少し失われつつあるように感じます。

デビィ・ザ・コルシファは負けず嫌い

最強の悪魔とは…

〇〇さんは△△系の漫画かと思った人こそ読んでほしい、痛快なコメディー漫画です。ベースラインとして史上最強の悪魔が人間界を滅ぼすという前提がありますが、最近はあってないようなもの。純粋なギャグマンガとして楽しむことができます。

ある程度のパターンが確立されてきたところでよくありがちなパターンですが、マンネリというのがあります。現在のところそういったところは見られませんが、こういったフォーマット系漫画だとよく見られる現象です。

雀児

王道的麻雀漫画

まさかの幼稚園児と麻雀という組み合わせの漫画です。ここまでしっかりした麻雀漫画、竹書房以外で久々に見ました。驚くくらいヒロインがメタいですけど、割と面白いです。流石ジャンププラスに乗るだけのことがありますね。

ただ、私は麻雀が一切わからないので、どうにもなりませんでした。完。

キョンシーX

王道少年漫画

初期の「NARUTO」を彷彿とさせるような漫画です。かなり王道的な展開をなぞっていっています。中国が舞台なので名前に少々とっつき辛さはありますが、本当にこれぞ少年漫画という感じがします。

しかし、舞台が中国でテーマがキョンシーというのはすこし入りにくいところがあるかもしれませんね。

あやかしトライアングル

矢吹神の帰還

To LOVEる」で沢山の少年に多大な影響を与えた矢吹先生による作品です。今回はしっかり目のストーリーの上にいつものお色気が加えられています。もとはジャンプ本誌で掲載されていましたが、ジャンププラスに移籍してきた作品です。いつも通りの演出にプラス、ヒロインがもうエロインに近い状態な気もします。

ただ、先述したようにこの作品は本誌からの移籍ではっきりとした理由は明かされていませんが、本誌掲載時はお世辞にもランキングが良いとは言えず、ただアニメ化も決定してしまったのでやむを得ずプラスに移籍したのではないかと考えられます。そういった背景が少し気になるところです。

偏愛ハートビート

メンヘラの煮凝り

最近(執筆時は5月末)に連載が始まった当作。ラブコメかな?と思って意気揚々と開いたら、どちらかといえばホラーよりでしたね。ヒロインがとんでもないぐらいのメンヘラで、それに似たような主人公が付き合うというかなり異質な漫画です。

この先の展開によってはホラーにもラブコメにもなりうる作品です。まだ連載が始まったばかりなのでもう少し見守りたいと思います。

 

火曜日

曜日所感

まずは火曜日に連載されている作品すべてを概観したレビューです。まずは火曜日の連載作品はこちら。



 

ベーシックな曜日

一週間の中で最もベーシックな曜日なのではないでしょうか。月曜日は大型連載作品があり、どうしてもサイトが重たくなってしまいますが、こちらはそこまでの印象はありません。が、「ダンダダン」があるのはとても強いですね。この曜日の中では圧倒的な力を誇ります。他の作品だと「姫様”拷問”の時間です」は安定的な面白さですが圧倒的とまでは言えません。何個も圧倒的な作品があるわけではない曜日です。しいて言うなら、上記二つが強すぎるがあまり、他の作品が目立っていない感じがします。

 

一言でまとめるのならば、最もニュートラルな曜日です。

ダンダダン

圧倒的画力と引き込まれるストーリー

すごい、この一言にすべてが詰まっています。絵、ストーリー、キャラクターどこをとっても天下一品です。派手なアクションもあれば、この作者独特のラブシーンもあります。漫画を読む人すべての好きなシーンを集めて漫画にしているようなものです。それでいてしっかりまとめあがっている。

マイナスなポイントを探そうと思いましたが、見つかりません。この作品の前ではそういったことは野暮かもしれませんね。

不治の病は不死の病.

初速インパクト強め

パンデミックが起きた世界で医者自身が死なないという病を抱えているという物語。絵が多少粗削りなところはありますが、漫画として面白いです。ネーミングセンスはかなりひどいですが、そこに目をつぶれば楽しめると思います。

ただ医療関係者の眼から見ると設定に難があったり、ご都合主義が過ぎるそうですが、そこまで追及すると医療漫画になってしまうのでそこは目をつぶって読みましょう。それに読み切りとしては大成しているかも知れませんが連載となると少々苦戦しているところがあります。

義理の弟に殺される

時代が追いつくのか?!

インディーズ連載です。

かなり前衛的な漫画です。漫画のセオリーから意図的に外そうという意思は伝わってきますが、逆に読みにくさを呼んでいるような気がします。多くの人には受けないかもしれませんが、少数のコアなファンには受ける類の漫画だと思います。

放課後ひみつクラブ

クセ強め、絵柄独特で

最初に開いたとき、絵柄で驚愕する人がかなり多いと思います。大丈夫です。私もその一人です。この人の漫画からしか摂取できない栄養素がありそうな感じです。内容が会話劇的なところがありますね。

先述したように本当に独特な絵柄なので、そこは唯一人を選ぶかもしれないです。

ホロックスみーてぃんぐ!~holoXMEETing~

まさかのVチューバーの作品

Vチューバーの事務所協力のもとに描かれる作品です。

私自身Vチューバーに明るくないので下手なことは言えませんが、新規客を取り込もうとする気概があまり見えませんでした。もしかしたらVチューバーをよく知っている人向けの作品かもしれません。 …あまり首を突っ込まないでおきます。

追記 連載終了が近いようです。やっぱり合わなかった感じがします…

 

姫様”拷問”の時間です

黄金パターン

ある種、一話目からやっていることに変わりはないです。しかしマンネリではない。どれだけあの同じパターンにあてはめたとしても決してネタ切れを感じさせることのないスキのない漫画です。最近は捕虜のくせに外を出歩いたりと捕虜の概念が崩れつつあります。これだけの連載数を重ねてもネタ切れしないのは本当にすごいことですね。

ただ一つ難点をあげるとするならば、ジャンププラスの更新時間は夜0時なのでその時間にこの漫画を読んでしまうととんでもない飯テロにあってしまうということでしょうか。

人類蝕

ガチホラー

正統なホラー作品です。ジャンププラスには週に一個二個ホラー作品がありますね。幽霊が見える少年の話です。海外的な怖さではなく、人の嫌なところを詰め込みつつホラーとして仕上げる日本的な感じです。

感想を書こうにも私がホラーがとてつもなく苦手なので、あまり書けません。すいません。これで終わりにさせてください。それぐらい怖いです。

 

恋人以上友達未満

一線を超えても…?

元セクシー女優と元セクシー男優が恋人関係として作品は展開されていきます。ラブコメ作品です。互いの裸は知っているのに趣味嗜好は一切知らない二人が関係性を深めていく、このような作品です。大人同士の恋愛を描くのでフレッシュさがほしい人には物足りないかもしれません。

ただ、題材に「セクシービデオ」が入っているのでそういった部分に嫌悪感を示すひとは やめておいたほうがいいかもしれませんね。

結婚するって言ったよね?

作者のタイプ…?

インディーズ連載です。

4コマギャグ漫画です。メンヘラ女につきまとわれる男との漫画です。インディーズ連載では柱のあおり文も作者自身が書くそうですが、作者いわくこんな女の子がタイプらしいですので、まぁ仕方がないか…

口が裂けても君には

口裂け女の恋

口裂け女ととある高校生が事情を抱えながら、結婚を前提として同棲生活をする物語です。口裂け女が結構かわいく、口裂け女とは?ってなりましたね。

一見ホラーの作品のように見えますが、結構ラブコメ漫画です。

カワイスギクライシス

猫と読み切りとの出会い

ジャンプSQに連載されている作品です。宇宙人と猫との出会いを描いた作品です。宇宙人が猫と出会い、衝撃を受けるというのがベースです。

ただ、休載の頻度がかなり多く謎の読み切りが非常に多いですね。

半人前の恋人

心が洗われる…

俗に言う「オタクに優しいギャル」との恋愛を描くラブコメです。こういうのってあり得ないと思いつつも読んでしまうんですよね。まだまだ連載が始まったところなので、評価するのは早いかもしれないですね。

水曜日

曜日所感

まずは水曜日に連載されている作品すべてを概観したレビューです。まずは水曜日の連載作品はこちら。



 

ぶっとんだ曜日

ある程度ジャンプ+を読んでいる方ならお分かりかと思いますが、この布陣はかなり強いです。何なら月曜日と肩を並べるぐらい。何よりもまず「チェンソーマン第二部」、これは言わずもがなでしょう。「SPY×FAMILY」と同様に特定の作品を読むためだけにアプリを入れている、その特定の作品がまさしくこれでしょう。ただそんな人にこそ読んでほしい作品がずらり!な曜日です。

 

一言でまとめるのならば、裏ボス的な曜日です。

 

追記 新連載としてヤングジャンプで連載している「恋愛代行」が掲載開始しました。リストが制作された時には連載されてませんでしたので間に合いませんでした。

チェンソーマン第二部

頭のネジがゆるむどころかぶっ飛んでる

圧倒的話題性で更新されるたびにトレンド入りをはたしている当作。その勢いはアニメで少し水をさされたような気もしましたが、漫画は大人気ですね。王道的展開からいつも外れつつもしっかりとまとめてくるのは流石ですね。

どちらかといえば、王道的漫画を読み飽きたようなコアな漫画ファンが読んでいる印象がありますので、最初からこれを読むというのはあまりオススメできないかもしれないです。

株式会社マジルミエ

働く人はかっこいい

いわゆるお仕事系と魔法少女ものを混ぜた当作。両ジャンルともわりと手垢の付きまくったものだと思いますが、まだこの組み合わせがあったか〜という感じですね。テンポもよくサクサク進みつつも、しっかり描くところは心情も描く。こんな作品を二番手においておけるジャンププラスの層の厚さを感じます。

オトメの帝国

良質な百合漫画

ジャンププラスにしては珍しく百合系の作品です。何よりも連載期間が長く、初期と絵柄が異なる作品ですね。初期のころの絵柄や作風を毛嫌いしていても、百合系が好きな方ならハマると思います。

私自身、ちょっとエッチぃのは大好きですので… いい感じですよ…

ケモノクニ

「私が死ぬまでの物語」

インディーズ連載です。

一話目から結構飛ばしてる印象がある漫画です。世界観がしっかりしていて、絵柄が結構独特です。

ジャンケットバンク

銀行員がギャンブル!?

ヤングジャンプに連載されている作品です。わかりやすく例えるのならば、「カイジ」の銀行側の物語です。銀行の地下で銀行員がギャンブルをする、そんなストーリーです。

本当にカイジのスピンオフを読んでいるのかと錯覚するぐらい、設定は似ていますね。

道産子ギャルはなまらめんこい

北海道のギャルラブコメ

北海道が舞台のラブコメ漫画です。とにかくヒロインが寒そうですが、北海道では当たり前なのでしょうか… 

とかく最近は結構迷走している感じがしますね。再び上位に返り咲くことはできるのか。

マリッジトキシン

毒使いの婚活アクション劇

毒使いの主人公が様々な困難を乗り越えつつ婚活する漫画です。展開が非常に面白く、アクションシーンとラブコメの緩急がうまいです。この曜日の中でもかなり面白いです。

個人的に言えばもっと読まれてほしい作品です。

アラガネの子

石と家族

珍しく「石」をモチーフとした作品ですね。画力も高く、一話目のカラーの部分も効果的でとても良かったですね。

残念なことにもう最終章に入ってしまっているとのことで、もっと早くに紹介しておけばよかったです。

エクソシストを堕とせない

アクションと恋

独特な世界観で描かれる当作。画力も高く、ストーリーも面白い。あらすじを少しまとめにくいので、ぜひ自分自身で読んでみてください。水曜日の層の厚さを足らしめている作品の一つだと思います。

ただ一話目で少しアダルティな要素があるのでそこは気をつけて頂きたいですね。

ザオ・ザガ

トルコからの刺客

インディーズ連載です。

画力は確かに高いですが、少々ストーリーに難があります。キャラクターの名前はいかにも日本人という名前ですね。作者の方がトルコの方ということです。

恋愛代行

指南型ラブコメ

ヤングジャンプに連載されている作品です。恋愛に奥手な二人が互いに業者を使いあって恋愛していくというストーリーです。設定は結構しっかりしていてキャラクター性も十分だと思います。原作者の経験値のおかげでしょうか。

ただその原作者が少々中だるみする癖があり、前作でも結構な頻度で見られました。それを今回は回避することができるのか。

 

木曜日

曜日所感

まずは木曜日に連載されている作品すべてを概観したレビューです。まずは木曜日の連載作品はこちら。



 

個性爆発

現在アニメが大ヒット中(2023春アニメ)の【推しの子】やインディーズ連載から勝ち上がった作品など多種多様な漫画の個性がぶつかり合っている曜日です。ドット絵で漫画を描いてみたり、彼女を100人作ってみたり、土に埋まってみたりとかなりめちゃくちゃな印象も強いですね。まあ一週間あるうちの一日ぐらいはこんな曜日があってもよいような気がします。

 

一言でまとめるのならば、漫画の多様性曜日でしょうか。

幼稚園WARS

インディーズからの逆襲

もともとインディーズ連載でしたが、通常連載を勝ち取った作品です。VIPの子供が預けられる幼稚園に様々な殺し屋が攻めてくるというストーリーです。コメディタッチで描かれる中で、しっかりアクションも描写されており、その緩急が素晴らしいですね。

特に心配するところもないです。本当に面白いと思います。ぜひ読んでみてください。

【推しの子】

初速最大、一話切り非推奨

ヤングジャンプに連載されている作品です。芸能界の光と闇を鋭く描き出す当作。一話から九話まで一気に読み切ることによってこの作品が始まります。最初に読んだときはかなり衝撃を受けましたね。主人公、そっちなんか… 

ただ、この作者(原作)は少々中だるみする癖があるようで、この作品にもその傾向があります。

ゲー魔王

ドット絵で描く世界

「ゲーム」をテーマにした作品です。時折使われるドット絵は漫画的表現として新しいですね。ゲームの世界と融合した世界が舞台として描かれます。

確かにドット絵は素晴らしいですが、ストーリーがちぐはぐになってきている印象があり、ドット絵がすごいだけではかなり厳しいですね。

 

タヌキキツネのゴン

ほのぼの日常

ほのぼのとした日常系の漫画です。激しいアクションなどが好まれるジャンププラスにおいてこのような作品は珍しいです。家族愛をメインのテーマとして据えています。

血を好むようなジャンププラスに、これほど平和な作品はあまりありません。心の平穏の場として連載してほしいですね。

君のことが大大大大大好きな100人の彼女

100股…?

ヤングジャンプに連載されている作品です。主人公が100人の彼女を愛し愛す、そんなストーリーです。「100股じゃないか!」とお怒りの気持ちも十分にわかりますが、この100股は許してあげてほしいです。

一応ラブコメ枠ではあるようですが、最近は過度なギャグ要素が目立ち始めていますね。

バイブマン

主人公の特殊能力は…?

特殊な能力を持ったものがいる世界で、主人公に与えられた能力があまりよくないもので…というストーリーでしょうか。ご都合主義を逆手にとって描いています。

しかし、設定のアラやストーリーの力不足感が否めない印象です。

ヘタリアWorld☆Stars

「国」の擬人化?!

現実の「国」を擬人化した漫画です。現実のようなギスギスした感じではなく、穏やかな日常系として描かれています。絵がかなり独特で、コマ割りもあまり見ないような感じで割られています。

キャラ立ちもしっかりして、現実の国の特徴に近づけていますが、絵が少々ラフな感じなので読みにくさを覚える人がいるかもしれません。

バタリアン

「シバタ」大量増殖

一話目からかなりブーストを掛けている作品です。サスペンスホラーというジャンルになると思われます。謎が謎を呼びますし、ホラーのところはしっかり怖いです。勘弁してください。

一話目を読んだときはこの作品が連載であるということに一番驚きましたね。ホラーは苦手なので勘弁してほしい限りです。

忘却バッテリー

新時代の野球漫

かなり手垢のつきまくったジャンルである「高校野球」をテーマとした作品です。ギャグも少し混ぜつつしっかりとした王道的な野球漫画に仕上げています。スポーツ系の漫画にしては暑苦しくなく、さらりと読むことができます。

心配なのは少し絵が不安定なのかな?というところぐらいです。

ボクノセーフク

すいません。何を書けばいいのか…

インディーズ連載です。

一応紹介文としてはコメディということだそうですが、内容の理解があまりできませんでした。絵柄は嫌いではないです。

 

金曜日

曜日所感

まずは金曜日に連載されている作品すべてを概観したレビューです。まずは金曜日の連載作品はこちら。



 

週末のわりには…?

やはり金曜日は怪獣8号が強いですが… 最近は連載初期のような勢いを失っている印象があります。それでも日刊ランキング一位に降臨し続けるのはすごいことですが、他作品がかなり弱い印象があります。そんな陰りのあるトップを打ち崩す作品はあるのかといった印象です。

 

一言でまとめるのならば、一人目の四天王でしょうか。

怪獣8号

悩めるトップ作品

日本に怪獣が出現するようになった世界でその怪獣と戦う人間の話です。連載初期はとても面白く各方面から話題を呼んでいたのですが、最近は一話で進むストーリーが非常に薄く感じます。絵がうまいだけではよくないんですね。中だるみしている感じが否めないです。

アニメ化も決定しており、ここからの巻き返しに期待されますが、アニメのビジュアルが少しまずい感じがします。私だけでしょうか…

被験者シア

人であるための復讐劇

人体改造された主人公が、復習のために動き出すという物語です。復讐がメインテーマの作品は重たくなりがちです。この作品も例外なくそうです。読んでいてかなりきついところはありますが、ストーリーは十分に面白いです。

ただ少し、絵柄が見にくい印象を受けました。アクションシーンで主人公がどのように動いているのかわかりにくかったです。

サイハテ四重奏

アイドル×ギャグ

天使たちが本物のアイドルを目指して奮闘するギャグ漫画です。悪魔がビジュアル系バンドってのは非常に面白いですね。

ただ、ストーリー性漫画がバズりやすい昨今においてはこれで戦うのは厳しいところがあるかもしれません。

限界煩悩活劇オサム

濃いオタク同士の戦い

現世に残ってしまった「濃いオタク」をあれやこれやとして成仏させていく物語です。ギャグ要素が強く、腐の要素も扱っています。

ただ「濃いオタク」なので専門用語マシマシなので初心者にはわかりにくいところがあるかもしれません。

奴隷の私氏 モフモフ主人が尊くて今日も無事死亡

ご主人は猫?!

インディーズ連載です。

タイトルがラノベみたいですが、ストーリーもほとんどそのまんまです。ジャンププラスは猫の漫画が多いですね。

ケルトンダブル

透明人間同士の戦い

父が謎の不審死した後に透明人間になった主人公。父親の死の真相を巡って透明人間同士のバトルが描かれます。

画力も高いし、ストーリーもしっかりしていて面白いですね。

センコーバトル

最強の先生

生徒を束ねるため最強の教師を決めるトーナメントを行う、そんなストーリーです。圧倒的に勢いで乗り切っている漫画です。

漫☆画太郎の絵柄に結構近いですね。

幕末賭博バルバロイ

最強のギャンブル師

時は幕末、争いを忘れた人々がギャンブルにて戦う、そんなストーリーです。ギャンブルに才がある、そんな主人公を核に物語が進みます。

ただ、キャラクター設定に少し無理があるように感じます。どうでしょうか…

バンオウー盤王ー

ヴァンパイア×将棋

ヴァンパイアで超長生きな主人公が将棋を指して、竜王戦を目指していく物語です。将棋というリアルティックな路線に対して、ヴァンパイアというファンタジーなのを組み合わせたのは、おそらく現実に追い越されてしまう可能性があったからですかね?

ジャンプで将棋漫画はどうでしょうか。うまくいくことを願っています。

ONE PIECE学園

ONE PIECEに一番近いスピンオフ

かの有名な漫画「ONE PIECE」のスピンオフ漫画です。原作リスペクトが伝わってくる内容ですね。絵柄もとてもよせています。

原作より平和に描かれています。

土曜日

曜日所感

まずは土曜日に連載されている作品すべてを概観したレビューです。まずは土曜日の連載作品はこちら。



 

絶妙なライン上

うーん… 一番書くのが難しい曜日かもしれません。どちらかといえば火曜日に似ている気がしますが、幾分この曜日のトップは「2.5次元の誘惑」になるでしょう。しかし、他の曜日のトップ作品のように圧倒的な力を持っているかと聞かれれば、なかなか難しいところがあります。先述の作品もある程度の話題性を持っていますが、一般層への浸透度合いで考えるといまいちなところがあります。

 

一言でまとめるのならば、苦慮の曜日でしょうか。

2.5次元の誘惑

「ジャンプらしい」コスプレ漫画

コスプレをテーマにした作品です。手薄な土曜日の中でもキラリと光る漫画だと思います。「所詮ラブコメやちょいエロな漫画なんでしょ?」って思った人こそ読んでほしいです。ゴリゴリのスポ根漫画で一番ジャンプらしい漫画だと思います。

確かにそういった要素も少しはありますが、最近はガチでコスプレをする、そういった路線にかじを切っています。

エルフ夫とドワーフ

あたたかい物語

インディーズ連載です。

種族の違う二人が仲を徐々に縮めていく、そんな物語です。平和な作品で、敵という敵もほとんどいません。心の平穏を求める方はぜひ読んでみて下さい。

刃の眼

さらなる戦い

インディーズ連載です。

中二病をこじらせてしまったようなものでも、それを貫けば連載もできる。人には好き嫌いがありますが、私はうまくはまれなかった… すみません。

タマロビ in アウト

圧倒的勢い

オカルトとバトルとギャグを混ぜ込んだような漫画です。勢いとテンポの良さでストーリーはほとんど頭に入ってきませんでしたが、それに身を預けることができる人は好きかもしれません。

結構狂った漫画だと思います。

ペンションライフ・ヴァンパイア

平和な世界でのペンション経営

ヴァンパイアの無害化により無職となった主人公が、ヴァンパイアの経営するペンションで働く、そんなストーリーです。絵も見やすく、平和な世界線で読んでいて心がざわざわしないのはいいですね。

キャラクターもかわいらしく、個人的にはかなり面白いと思うのですが、ジャンププラスというサイトのジャンルにうまくはまり切っていないような気がします。

奴隷遊戯DIDI

奴隷同士の戦い三作目

端的に申せば、金持ちに飼われた奴隷同士がバトルしあう、そんなストーリーで進んでいる当作。これでこのシリーズは3作目ですね。一作目はとても面白かったのですが、2作目は突然の打ち切りっぽい終わり方などあまり良い出来とは言えませんでした。

三作目はどうでしょうか。更新頻度が低く、かなり分業されている点を見ると、あまりうまくいっている感じがしません。どうなんでしょうか。

BEAT&MOTION

再び夢を追う

夢をあきらめた青年がとある女の人との出会いをきっかけに、再び夢に向かって走り出していく、そんなストーリーです。音楽をやっている人とともにアニメを作っていくベースの物語はそこです。

結果として才能至上主義に近づいてしまうのは悲しいですね。

ぼくと仁義なきおじさん

少年と極道の同居生活

突然天井からヤクザ風の方が落ちてきて、小学生と同居するギャグ漫画です。テンポとギャグセンスはよいです。はまる人にはとことんはまるタイプの漫画だと思います。反社会的な漫画ではなく、ハートフルな作品ですので安心して読めると思います。

魔都精兵のスレイブ

化け物と戦うファンタジー物語

日本のあちこちに魔都なるものができた世界で、その魔都に対抗できるのは女性だけで、そのため男女の立場が逆転、そんな世界で主人公が奮闘するファンタジー物語です。個人的には非常に面白く、もっと人気が出てほしい漫画でした。ちょっぴりエッチな要素もあります。

アニメ化も決定したようで、もっと人気になることを願っています。

筋肉島

THE脳筋

読むより筋肉。圧倒的な筋肉パワーでごり押ししていくスタイルの漫画です。論理的な漫画ではなく、脳死でも読めるような漫画です。ある意味ギャグマンガよりギャグが突き抜けているかもしれませんね。

読むな、己の筋肉で感じろ。これを読んだ後はみんなで筋トレしましょうね。

 

NARUTOーナルトー木の葉新伝 湯煙忍法帖

NARUTO」のスピンオフ

NARUTO」のスピンオフ作品です。絵柄は非常に原作に近いですが、本人ではないです。当然ですよね、スピンオフってそういうものですよね。

原作をあまりよく覚えていないので、正直感想がうまく書けないです。申し訳ないです。「NARUTO」をよく知っている人は読んでみてもいいかもしれません。

 

日曜日

曜日所感

まずは日曜日に連載されている作品すべてを概観したレビューです。まずは日曜日の連載作品はこちら。

主力不在

この言葉がピッタリでしょう。まさしく主力を欠いた曜日。つい先日まではジャンプ+の黎明期を支え続けた作品(終末のハーレム、阿波連さんははかれないなど)が連載されていましたが、両作品とも役目を終えたかのように連載終了。逆に考えれば新たなスター作品が生まれる可能性が最も高い曜日といえるかもしれません。ただ現状作品から生まれるのは非常に難しいと思われます。トップ作品のPV数自体がかなり低い現状です。

 

一言でまとめるのならば、力不足な曜日でしょうか。

ハンサムマストダイ

推しのアイドルが死んだ?!

死んでしまったアイドルを追いかける重度のオタク、そんなオタクが自らアイドルとなる、そんな漫画です。「【推しの子】」でしょうか、いいえ違います。れっきとしたギャグマンガです。

圧倒的なパワーで押し流していくような漫画です。君はこの勢いに乗ることはできるのか?!

ココロのプログラム

美麗な絵柄と美しい色彩

とある家庭にこころを学びに来たロボットが主人公とともに、心を学んでいくストーリーです。きれいな「僕とロボコ」って感じです。かなり絵がきれいに描かれています。色彩遣いも非常にうまいです。

ストーリーというよりかはビジュアルのうまさを前面に押し出して連載している印象があります。

深東京

罪人は地獄でなく「深東京」に行く…

罪人が落ちると呼ばれる「深東京」に落ちてしまった学生たち。そこから逃走することはできるのか、そんなストーリーです。第一話の教師の動機付けなど、いくつかの点で設定に粗が見えますが、全体的に見ると面白いです。

個人的にはあまりはまり切れなかったです。ホラー耐性の弱さが原因でしょうか。すいません。

接客無双

次々と「おもてなし」

接客をテーマとしたギャグ漫画です。迫りくる様々なクレーマーを次々と接客していきます。この作者は過去作の実績もあり、しっかり面白いです。個人的な話をすれば、もっと順位が上がってほしい作品です。

言葉回しもいちいち面白く、頭空っぽで読めます。ギャグマンガが好きな人はぜひ読んでみてください。

僕の武器は攻撃力1の針しかない

なろう系?

インディーズ連載です。

いかにもなろう系のタイトルですが、内容もなろう系です。何をしたいのかがうまく伝わって来ないです。漫画を描くことの難しさを改めて実感します。

劣等眼の転生魔術師

転生系?

俗に言う、転生系の作品です。ライトノベル原作なので仕方のないと割り切るのも必要かもしれませんね。

絵のふらつきも少し感じます。連載する場所が違えばもっと異なる結果になっていたかもしれません。

終末のハーレム ファンタジア

スピンオフ?

終末のハーレム」のスピンオフ作品です。本編は終了しましたが、こちらはまだ連載しております。一応、スピンオフという扱いではありますが、ほとんど違う作品として呼んだほうがいいと思います。

ダークファンタジー的な作品です。絵はかなりきれいです。流石といったところでしょうか。

ちえりの恋は8メートル

恋心も8メートル?!

大きくなった少女によるラブコメ作品です。進撃の巨人じゃないです。結構べたな内容ではありますが、楽しく読めています。カラーの使いどころもとても良いですね。

ただ、コメントが非常に気持ち悪いです。耐性のある人ならいいですが、ない人はそのまま戻ったほうがいいと思います。

ユメオチ~ユメで僕らは恋にオチる~

「夢」で「現実」を変える

漫画界においてタブーとされてきた夢オチを逆手に取った漫画です。過去の夢の中の世界と現実世界を行き来することで、現代を変えようというベースラインです。ちょっとエッチな要素もあります。

ただ、文字を大きく書くのはよいですが、英文が少しダサいような気もします。どうでしょうか。

 

その他・月間連載

ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王

ドラゴンクエスト」のスピンオフ

ドラゴンクエストダイの大冒険のスピンオフ作品です。ダイの大冒険を見ていない人でもある程度楽しく読むことができると思います。

いくぶん私自身がドラゴンクエスト自体をよく知らないので、うまく感想を書けないです。すみません。

ファイアーエンブレム エンゲージ

大人気ゲームのコミカライズ版

ゲームの「ファイアーエンブレムエンゲージ」のコミカライズ版です。ゲームをやっていると楽しめる作品だと思いますが、ゲームをプレイしていない人には厳しいかもしれません。

私はゲームをしていないので何とも言えないです。すみません。

特『刀剣乱舞ー花丸ー』~雪月華~

大人気コンテンツの漫画

ゲームが原作となって連載している作品です。私自身そちら系のコンテンツをよく知らないので、何とも言えませんが、第一話の時点での登場人物がかなり多く、原作を知っている人向けの漫画であるように思いました。

いくぶんこっち系のコンテンツに頭を突っ込み過ぎるとよくないことになりそうなので、ここらへんで止めておきます。

すすめ!ジャンプへっぽこ探検隊

体当たり系ルポ漫画

「ジャンプ」に関する秘密や疑問をインタビュー形式で調査するルポ漫画です。圧倒的な作者からのジャンプ愛を感じます。最近は広告漫画になってきているような気もしますが、安定的に面白いです。

ちなみにジャンププラスのサービス提供開始時に連載していた作品の一つでもあります。(何回か名称変更はしています)

猫田びより

一日一猫

ジャンププラスのサービス開始時から毎日途切れることなく連載している4コマ漫画です。執筆当時(2023年5月末)には連載数3000回を超えるなど、まさしくジャンププラスとともに歩んできた作品です。立って話せる猫が日常を過ごしていく漫画です。

おそらくこの作品の連載終了時はジャンププラスのサービス終了時だと思います。この漫画のおかげでジャンププラスへ毎日アクセスする動機づけになりますね。

最後に

こんなところまで読んでくださりありがとうございました。最初にも書いたようにジャンププラスには71作品連載されています。(2023年5月末現在)かなりの数があり本誌よりも圧倒的に多いです。このサイトのおかげで漫画家という職業の裾野を広げてくれたサイトであると確信しています。その分、よい作品、伸びしろがある作品がかなりの数あります。この記事があなたにぴったり合う作品を見つけるための一助になることを願っています。

それでは!