舌足らず日記

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【覇権】2023秋アニメ個人的感想【最終】

いつの間にか秋もどんどん深まり、いつの間にか寒くなり冬が到来してきました。ということは秋アニメの終わりの時期でもあります。

 

ということで今回は、秋クールに放送されたアニメの中から覇権作品=最も盛り上がり面白かった作品を個人的な目線で決めたいと思います。

 

ちなみに半分が過ぎたころに書いた評価記事はこちらです。

d-d-com.hatenablog.com

この評価を覆すような作品はあったのか!?楽しみです。

 

あくまで個人的な感想なので優しい目で見てくだされば幸いです。

 

はじめに

まずは海外の評価であるAnimeTrendingのチャートをお見せします。あくまで海外のものなので参考評価ということで… 2023年12月17日付けのものです。

https://www.anitrendz.com/charts/top-anime より

以下は日本語訳です。

1位 薬屋のひとりごと

2位 SPY×FAMILY Season2

3位 葬送のフリーレン

4位 陰の実力者になりたくて! 2nd season

5位(同率)呪術廻戦 第二期

5位(同率)君のことが大大大大大好きな100人の彼女

6位 ゴブリンスレイヤー

7位 盾の勇者の成り上がり Season3

8位 アンデッドアンラック

9位 ひきこまり吸血鬼の悶々

10位 経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。

今回はノミネート部門としてストーリー作品部門、作画作品部門、惜しい!作品部門、覇権作品部門の4部門で選出していきます。

 

ストーリー作品部門

まずはストーリー作品部門からです。この部門はストーリーが特によくできている作品を選びます。



SPY×FAMILY Season2

https://spy-family.net/ より

コメディ、アクション、シリアスの三拍子!

様々な秘密を抱える者たちが家族となり日常を送っていく当作品。第二期は原作の漫画でも人気のシリーズである豪華客船編を軸として描いた内容でした。第一期の勢いそのままに面白く描き切った印象です。今冬(2023年)には映画の公開も控えています。

 

原作マンガの時点でかなりヒットしており、ハードルがかなり高い状態からのスタートで不安要素も多少はありましたが、そんなハードルを超えてくるような出来でした。そんな勢いそのままに二期も走り抜け、映画化という黄金ルートを歩み始めているイメージがあります。今期のメインであった豪華客船編もしっかりアクションとコメディ、シリアスの要素が両立しており原作の魅力を最大限に引き出せていたのではないでしょうか。

作画作品部門

次に作画作品部門。この部門はビジュアル面が特に優れている作品を選びます。

 

君のことが大大大大大好きな100人の彼女

https://hyakkano.com/ より

ブコメへのカウンターパンチとぶっ飛んだギャグセンス!

100人の彼女と結ばれる運命にある主人公とその百人のヒロインたちが織り成すギャグ要素強めのラブコメ作品です。かなりめちゃくちゃな作品ではありましたが、しっかりラブコメ要素も描いていて面白く鑑賞できました。

 

「五等分の花嫁」の二期、映画と同じ制作会社でヒロインの可愛さを引き出していました。このクールだけでは100人全員が出てきたわけではないですが、登場したキャラクターだけでもそれぞれの個性が際立っていました。既存のラブコメ作品によくあった誰を選ぶのかという問題に対して、新たな形でのカウンターパンチを食らわせてくれた印象があります。恋愛要素を除いたとしても、ギャグ要素でかなり笑える作品でした。主人公の清々しさも良かったですね。最後には二期も決まり、かなり楽しみな作品の一つです。

 

これを「Exta-pee」と翻訳できるのはすごいですね。

惜しい!作品部門

次は惜しい!作品部門です。この部門は惜しくも覇権が取れなかったがとても面白い作品を選びます。

 

薬屋のひとりごと

https://kusuriyanohitorigoto.jp/ より

痛快!王宮謎解きミステリー

ひょんなことから王宮の毒見役となった主人公が王宮内で起きる事件を解決していく作品です。ミステリーといってもがっつりしたものではなく、主人公の薬学の知識を用いて解決していくのですが、人間ドラマの要素も内包していて見ごたえのある作品でした。(連続二クールですがいったん一区切りさせてください)

 

中国のそういった時代の文化は私自身は良く知りませんでしたが、それでもしっかりと楽しむことができました。王宮内で起きる様々な事件を痛快に解決していきますが、しっかりと伏線も張られていていました。ミステリー要素もありつつ、人間同士の物語やちょっとしたラブコメ要素もあります。薬学知識も深く、しっかり考証されていることがうかがい知れました。

覇権作品部門

最後に覇権作品部門です。この部門はこのクールで最も面白かった作品=覇権作品を選びます。

 

葬送のフリーレン

https://frieren-anime.jp/ より

「その後」を描く新機軸ファンタジー

長く生きるエルフの主人公が魔王を倒した後の世界を再び冒険し、人の心を知るための旅に出る、そんな作品です。はじめから鳴り物入りで放送された当作。そんな期待を大いに超えていくような出来でした。きれいな作画でかつ、深い人間ドラマが展開されていきました。(連続二クールですがいったん一区切りさせてください)

 

原作マンガの時点でかなりヒットしていた印象がありましたが、原作の良さを最大限に引き出し、その上にアニメならではの表現を加えてかなり好印象でした。こういったファンタジー系の作品ならば、ラスボスがいてそれを倒すまでの物語として展開されていくものが多かったですが、これはその後の世界を描くという新たな視点での作品でした。壮大な世界線を見事に描き切り、SNS上でも大いに話題を呼んでいました。

終わりに

今クールは日本テレビが制作に本格的に参加し始めたクールでもありました。大きな資本の参入による作品の高品質化は良いことですが、広告費の増大による猛プッシュを感じることが増えました。

深夜アニメの特徴でもある視聴者間での広がりによるヒットが薄れてしまうような危機感も感じました。

改めて今回取り上げた作品はこちらです。

ここで取り上げることがかなわなかった作品がほかにも多くあります。ぜひたくさん見て、あなたに合うような作品を見つけてみてくださいね。

 

さて2024冬アニメはどうでしょうか。来クールも楽しみにしています。

それでは!