最近はぼちぼち暑くなってきて過ごしにくくなってきました。ということは今年の春アニメも徐々に最終回を迎えつつあります。
ということで今回は、春クールに放送されたアニメの中から覇権作品=最も盛り上がり面白かった作品を個人的な目線で決めたいと思います。
ちなみに半分が過ぎたころに書いた評価記事はこちらです。
この評価を覆すような作品はあったのか!?楽しみです。
あくまで個人的感想なので優しい目で見てくだされば幸いです。
はじめに
まずは海外の評価であるAnimeTrendingのチャートをお見せします。あくまで海外のものなので参考評価ということで…
以下日本語訳です。
一位 天国大魔境
二位 機動戦士ガンダム水星の魔女Season2
三位 地獄楽
四位 僕の心のヤバいやつ
五位 【推しの子】
六位 放課後インソムニア
七位 鬼滅の刃 刀鍛冶の里編
八位 久保さんは僕を許さない
九位 スキップとローファー
十位 彼女が公爵亭に行った理由
今回はノミネート部門としてストーリー作品部門、作画作品部門、惜しい!作品部門、覇権作品部門の4部門で選出していきます。
ストーリー作品部門
まずはストーリー作品部門からです。この部門はストーリーが特によくできていた作品を選びます。
機動戦士ガンダム水星の魔女
何度も訪れるストーリーのどんでん返し!
言わずもがなですね。2022年の秋クールから放送されていた本作(途中2023年冬クールは休止)。シーズン1の最終回ではあまりにも衝撃的なラストを迎えましたが、シーズン2のラストは無事に完結しました。
やはりこの作品の魅力は「ガンダムらしくあり、ガンダムらしくない」という感じでした。一言で矛盾しているように聞こえますが、キャラクタービジュアルや設定はガンダムらしくない現代のアニメ寄り、ただ大筋のストーリーラインは圧倒的に王道のガンダムでした。このストーリーで日曜17時という時間で走り切ったことは凄いことです。幾度となくメインキャラクターに訪れる試練、苦難。そしてそれを乗り越えていく様はまさしく王道型のストーリー。最後の終わり方もハッピーエンドでとても良かった。本来ならば覇権レベルの作品なのですが、シーズン1もシーズン2の放送時期もほかの作品が圧倒的に強すぎた… ただ新規客取り込みという意味でのこの作品と考えると大成功ではないのでしょうか。
作画作品部門
次に作画作品部門。この部門はビジュアル面が特に優れていた作品を選びます。
僕の心のヤバいやつ
きれいな色彩と甘いラブコメ
この作品はラブコメ作品で、その過程をリアリティを持って表現してきた作品です。当然ながらストーリーも非常に良かったのですが、この作品に関しては色彩表現がとても巧みでした。俗に言う「陰キャ」と「陽キャ」のラブコメ作品なので、そこの色彩的表現はうまかったですね。陽側は当然明るく、陰側は少し暗く、そのコントラストがアニメ的表現としてしっかりと描かれていました。
内容という面でも、しっかりと恋愛の過程を描きつつもテンポよく物語が進んでいった印象です。私もこんな人生を送りたかった… そのためには中学受験に失敗する必要があるのでしょうかね。何が驚きかといえば、この作品の設定は中学生ということでしょうか。今の中学生はこんなにも進んでるの…?ともかく二期の放送も決まったということで、続きが割と気になるので二期も見ようと思います。二期は2024年の冬アニメに放送予定です。
惜しい!作品部門
次に惜しい!作品部門です。この部門は惜しくも覇権が取れなかったがとても面白い作品を選びます。
鬼滅の刃 刀鍛冶の里編
安定的人気と挑戦的内容
さすが社会現象作品です。この序列で深夜アニメ的な扱いでいいのかと相当悩みましたが、最初は深夜上がりだったのでノミネートさせました。やはり圧倒的な作画のクオリティとアクションシーンの仕上がりは素晴らしいです。幕間的な印象の強いところではありましたが、それでも見せ場をしっかり作り、各キャラクターのバックグラウンドもしっかりと作るのは流石の一言です。
ただ、映画の時のような燃え上がりは少し落ち着いてきたような感じがあります。あの時はコロナ渦ということもあって異常燃焼という感じでもありました。今は多少落ち着いてきたという印象もあります。それでもここまでの人気ぶりというのはすごいことですね。
覇権作品部門
最後に覇権作品部門です。この部門はこのクールで最も面白かった作品=覇権作品を選びます。
【推しの子】
初速の勢いそのままに
今期のアニメの中でもっともよかった作品はなんだろうなと考えたら、真っ先にこの作品が出てきました。皆さんもご存じかと思いますが、第一話90分、そしてあの衝撃的展開。一話時点の話題性はトップクラスでしょう。そしてその勢いを失うことなく最終回まで走り切りました。途中で中だるみすることもなく、制作陣の本気がひしひしと伝わってきました。
原作も私自身チェックしており、日ごろから楽しく読ませていただいていました。その時もあの序盤の展開には度肝を抜かれました。ただ漫画のほうはすこしテンポの遅さと話の難解さが指摘されていましたが、そういったところも修正しつつ最高の作品に仕上げてきました。流石です。今思うと初回90分というのは一話切りを防ぐための工夫だったんでしょうね。二期も案の定という感じで決まりました。おめでとうございます。あのクオリティなのでかなり先になるとは思いますが首を長くして待っていますね。
終わりに
今クールは覇権級の作品がゴロゴロありとても面白い豊作クールでした。
改めて今回取り上げた作品はこちらです。
ここで取り上げることがかなわなかった作品がほかにも多くあります。ぜひたくさん見て、あなたに合うような作品を見つけてみてくださいね。
さて2023夏アニメはどうでしょうか。来クールも楽しみにしています。
それでは!